<四日目 その3>

 ここでブレイクタイムということで、売店でラベンダーアイスを買っ
て食べました。これ、一度食べてみたかったんですよね。アイスの
中にラベンダーエキスが配合されているので、食べると口全体にラ
ベンダーの香りが広がります。今までに味わったことのない感じで
したが、もちろん美味しかったです。
 先程も言った通り、ラベンダーの見頃は7月。そのため、この時
期に富良野を訪れたってラベンダーなんざ見れやしない。しかし
ファーム富田ではラベンダーを温室栽培しているため、年中その姿
を見ることができます。なので行ってみましたが、う〜む・・・。。「見
れることは見れるんだけど・・・」と捉えるべきか、「見頃じゃないこ
の時期にラベンダーを見れたならそれで充分」と捉えるべきか。
いずれにせよ、ラベンダーが一面に咲き誇っている7月頃に一度
行ってみたいものです。

スクーターもラベンダー色に染まっていた

建物の2階にはラベンダー資料館
 花畑を一通り見終わったら資料館や土産屋へ。土産屋にはラベ
ンダーを使った香水や化粧品などがたくさんあるのは分かるんで
すが、お菓子系のお土産が全く店頭に並んでなかったのは意外で
した。結局絵はがきを買いました。
 そろそろファーム富田を後にします。ファーム富田にはメロン畑
も併設しているらしく、その姿がちらっと見えました。行ってみるの
も悪くなかったかな・・・ほんの少しだけですけど(殴
第15ランナー 富良野行き
9435レ
富良野線
富良野・美瑛ノロッコ5号
ラベンダー畑 富良野
15:44 15:57
 ラベンダー畑駅に戻り、富良野方面の「富良野・美瑛ノロッコ」号
に乗車します。ところが、自分と同じようにファーム富田から撤収
する観光客のラッシュが起こり、板張りの駅にはあふれんばかり
の人出が。そして車内も大混雑でした。何とか座席には座れました
が、ご覧の通りです。・・・この列車に自由席がある理由がよ〜く
分かりました(笑

自己主張しすぎ?な富良野駅

「北海道のへそ」で小休止
 富良野は今回の旅ではほぼスルーと言ってもいいですが、45分
ほどインターバルがあります。その時間を使ってニセコエクスプレス
の車両を使用した「フラノラベンダーエクスプレス」を撮影。ニセコエ
クスプレスといえば北海道日本ハムファイターズのペイントでド派手
に着飾っていた時期もありましたが、つい最近登場時の塗装に戻っ
たようで。こちらの方がシンプルで好感持てます。
第16ランナー 新得行き
2433D
根室本線
普通列車
富良野 新得
16:45 18:09
第17ランナー 池田行き
2557D
根室本線
普通列車
新得 帯広
18:25 19:30

乗車率は1ボックスあたり1人くらい

北海道にも新世代除雪車の波が
 富良野からは単行の鈍行で南下します。富良野を出てからしば
らくは天気もそれほど悪くなかったこともあって、窓を開けてまし
た。しかしこの日の天気は不安定。峠に入る直前に窓を閉めました
が、そしたら車窓がほとんど見えない状態にまでなりましたよ・・・。
山の天気は変わりやすいです。
 新得で帯広方面へ行く鈍行(こちらも1両)に乗り換え。接続が良
い上に同一ホーム乗り換えだったため、本当に楽な乗り換えでし
た。夜になって窓からは何も見えなくなったため、乗車中はずっと
本を読んでました。そして本日の宿泊地である帯広に到着したの
は夜7時半のことです。
 今日泊まるのは「JRイン帯広」というホテル。駅から徒歩1分(と
いうか駅前)で、大浴場完備で、それでいて部屋もオシャレな雰囲
気。ここまで好条件が揃っておいて5000円いかないんですから、コ
ストパフォーマンスの高さには驚きです。
 部屋で一休みしたら夕食のため夜の帯広の街に出ます。しかし
なかなかいいお店が見つからず、結局小ぎれいなレストランに入
店・・・。それでもせっかく帯広に来たんだからということで豚丼を食
べました。それはそうと、お冷だけでなくメロンソーダもサービスで
出てきたのは衝撃でした。メロンソーダ好きの自分は豚丼が運ば
れてくるのを待たずして半分飲んでいたりして・・・。
 ホテルに戻った後は大浴場に入るなどして、11時過ぎには寝ま
した。

■本日の総括

 美瑛の丘に一本立ちしている木に、ファーム富田に咲き誇る花。それらを見た本日は「オーガニック」というキーワードが似合います。
・・・なんか意味不明なことを言ってますが、要は自然豊かな場所を巡ったということです。それらの場所、特に美瑛の丘の風景は大らか
で、「北海道に来たんだな〜という実感が沸きました。また、ファーム富田でコスモスが満開だったということは、8月下旬の時点で北海道
には秋の訪れがきていると言うことができるのか・・・。季節の変化を感じさせられました。この旅行記のタイトルに敢えて「夏の〜」とかつ
けなかった理由は、ここにあったりします。


 ■本日の足跡
 通過駅数:25駅
 総移動距離:163.3km

<五日目 その1>
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